SENERで42億円! 柴田千成とは何者なのか

SENERという架空の金融商品を、高額配当をうたい購入させる詐欺まがいの被害があり、被害総額83億円と言われています。

その被害総額83億円のうちの約半分、42億円を稼いだ柴田千成氏が逮捕されました。
柴田氏がSENERで、なぜ42億円もの大金を手にすることができたのでしょう。
怪しく詐欺の噂が絶えなかった、アメリカのSENER社についても、調べると怪しい事実が分かったのです。

柴田千成氏が広めていたSENERってなに?

2018年11月14日、アメリカの投資会社SENERに投資することで、高配当かつ元金保証をうたった金融商品を売っていた人物が逮捕されました。

高配当で元金保証なんて、実に怪しいトークをセミナーと題して話し、投資を募っていたのです。
この投資詐欺に使われた、アメリカの投資会社SENERですが、この会社もかなりいわくつきの会社であることが分かりました。

SENER社は2007年にアメリカで設立されており、本社はワシントンです。
SENERはEagleGate(イーグルゲイツ)というポンジスキーム詐欺の再起動とされ、非常に怪しまれているのです。

●アメリカSENERは怪しい


SENERのアクセスは、ほぼ日本からとなっています。
国別のアクセスランキングは、なんと日本が88%です。
アメリカで設立されているのに、アメリカからのアクセスが極端に少ないのに対し、日本のアクセス数の多さは異様といえます。

SENERは「日本限定キャンペーン」と題した、日本向けのキャンペーンを行いました。
日本限定キャンペーンは、なぜか毎月期間が延長されていました。

SENERはバーチャルオフィス
SENER社は世界に7つの支社を持ち、32カ国で事業を展開しています。
世界各国100万人にサービスを提供し、2千人の専門スタッフが働く、大企業といって良いでしょう。

そんな大企業のSENERの本社は、バーチャルオフィスになっています。
バーチャルオフィスということは、会社が存在しないということです。
さすがにこれは怪しすぎます。

●ドメインが非公開

ドメインは非公開となっています。
特にやましいことがなければ、ドメインを非公開にする意味はありません。
ドメインを非公開にしているということは、やましいことがあるからなのでしょう。

SENERはこうしてあげただけでも、かなりの怪しさといえます。
さすが詐欺の噂が常に出る会社、怪しさいっぱいです。

そんな噂が事実として認定される日がきました。
2017年12月、SENERの首謀者タイ国籍の2人の男が逮捕されます。
SENER社のサイトは閉鎖され出金停止、事実上SENER社は破綻しました。

42億だましとった男、柴田千成氏とは

柴田千成氏は、「元金保証」、「返金保証」、「高金利」など甘い言葉を並べ、SENERを売りまくっていた、日本国内トップのSENERのアフィリエイターです。

セミナーとは名ばかりの、SENERを絶賛する会が、全国16か所で146回開催されています。
SENERの被害者は、19歳~89歳まで幅広く、44都道府県、6千人の人々がだまされているのです。

柴田千成氏の職業は、旅行会社代表取締役となっています。
しかし10年ほど前から、旅行会社は業務を行っていません。

柴田氏の居住地は、東京都の港区白金台です。
港区白金台といえば高級住宅街として知られ、おしゃれな街として有名ですね。
とても良い所に住んでいます。

柴田千成氏は2018年現在は独身です。

●柴田千成はSENERで何をしたの?


アメリカにある投資会社、SENERに投資することで「SENERドル」と呼ばれるものが受け取れ、月の金利が3~20%をうたい現金や仮想通貨ビットコインで投資を募っていました。

柴田氏は投資した人に対し、新たな出資者を勧誘するよう求めていたことも分かっています。
紹介者にはボーナスが、パッケージの金額に対する10%が受け取れる仕組みでした。
この紹介ボーナスに関しても、「SENERドル」で支払われています。

柴田氏がSENERの投資を募りはじめたのが、2017年2月ごろです。
その5か月後である、2017年6月には早くも配当が停止しています。

柴田氏らは出資金のほとんどを、資産運用することなく私用に流用していました。
私的に流用=キャバクラで大半を使ったと、柴田氏は悪びれることなく語っているのです。
高額出資者向けのイベントである、3泊4日の台湾ツアーの2週間後、SENERは破綻しています。

柴田氏の今回逮捕の原因である、「金融商品取引法違反」の対象となった金額は、3千万円です。
SENERを使って柴田氏は、日本全国を渡り歩き、総額42億円をだましとりました。
柴田氏は42億円だましたはずです。
それなのに対象金額が、3千万円とはあまりにも少なすぎませんか?
後の3億9千万円はどうなったのでしょう。

答えは簡単で、柴田千成氏がSENERで、だましとった42億円のうちの、3千万円分しか罪に問うことができないということです。
今回柴田氏が逮捕された容疑を、もう一度みてみましょう。
柴田氏は「金融商品取り締まり法違反」です。

SENERの出資金は、現金か仮想通貨である「ビットコイン」で募っていました。
今回の逮捕の対象となったのは、現金を取り交わした取引のみです。
残りの出資金は、仮想通貨「ビットコイン」でのやりとりとなり、今回の逮捕対象にはなりません。
仮想通貨は金融商品に当たらないので、金融商品取引法違反にはならないのです。

柴田氏が仮想通貨を、金融商品取引法の範囲外のもと知っていて、今回の投資に「ビットコイン」を使ったのであれば恐ろしさを感じずにはいられません。
どんな手を使って、どんな人をだますのかを常に考え、情報収集していたのでしょう。

柴田氏がSENERの出資金を、全て「ビットコイン」で集めていたら、今回の逮捕はなかったかも知れません
今回の逮捕がなかったらSENERでなくとも新しい形で、柴田氏は人々からお金をだまし取っていたことでしょう。

●柴田千成氏は広告塔?


「金融商品取り締まり法違反」で今回逮捕された、柴田氏以外の7人の中に首謀者がいたという話が出てきています。
7人の中の2人が、関係者の関係性を示すピラミッドで、柴田千成氏よりも上に位置されていたことが分かりました。

柴田氏よりも上の位置ということは、2人が首謀者と考えて間違いありません。
セミナーを開き、大々的に顔出しして活動を行っていた、柴田氏を目立たせておいて、自分たちは目立たないところで大きく稼いでいたのです。
今回の逮捕でも、逮捕された柴田氏を含む8人は、罪は同等なのにも関わらず、表に出ていた柴田氏だけがたたかれる状況となっています。
今の状況も考えて、柴田氏を広告塔として使ったのであれば、首謀者である2人は、かなりずる賢い人たちです。

●SENERドルとは

SENERドルとは、SENER社のサイト上でしか使えない擬似通貨です。
出資者が換金を試みても、柴田氏らから応じてもらえなかったり、換金が遅れたりということが
ありました。

出資者たちは口々に、サイト上では利益が出ていたと語っています。
サイトの画面上で、増えていくポイントや数字を、まるで自分の利益のように、思い込んでしまった出資者が多かったのです。

アメリカのSENER首謀者が逮捕されてから、柴田氏らが逮捕されるまで約1年かかっています。
逮捕容疑が特商法違反や、詐欺罪でないところは、日本の法整備の遅さを痛感せずにはいられません。

しかし、逮捕に時間がかかったのは、SENERのサイト上で、自分の利益が出ていると信じこんでいた出資者が多かったことが原因の1つでしょう。
利益が出ていると思い込み、だまされていることに気づかなかった可能性が高いのです。

柴田千成氏のだましの手口 ポンジスキームとは


柴田千成氏のだましの手口は、ポンジスキームで、自転車操業的な詐欺の手口のことをいいます。
例えば、「高利まわり、元金保証、リスクなし」と投資話が舞い込んだとしましょう。
明らかに怪しい投資話ですが、誰かが出資しました。
1人出資した人がいると聞いて、2人目、3人目と次々にお金は集まっていきます。

「高利まわり、元金保証」を実現するのが、ポンジスキームです。
その実現方法は、出資者に配当金として渡すお金を、後から出資した人の出資金でまかなうのです。

「高利まわり、元金保証」が実現されたと思った、配当金を受けた出資者は、より儲けようとより多くの金額を投資してしまいます。
資金は運用することなく、他の出資者へ横流しされているだけなので、いつか資金はそこをつき破綻し、会社は倒産します。

会社が倒産して資産がなければ、会社に出資者への資金の返還義務はありません。
人間の欲を利用したよく考えられた、だましの手口です。

柴田氏はSENERに関してセミナーを行っていました。
中年の男性講師が、SENERの宣伝ビデオを流しながら、「元金保証」「アメリカの有名企業である」等のワードを並べて説明していたそうです。

SENERへの投資の構造
会員サイトから被害者がビットコインを使って出資をします。
入金や利息はポイント加算という形で被害者に伝えられていました。
出資者である被害者が、知り合いを紹介するとポイントが加算される仕組みです。

ポンジスキームとねずみ講が同じ意味として捉えられていることが多くあります。
もともとポンジスキームはある程度の資金が集まってから行われる手法でした。
しかし最近は、利益を優先してなのか、資金を被害出資者に集めさせる方法をとるようになりました。
いわゆるねずみ講のような手法で、資金を集めるようになったのです。

そのため、ねずみ講とポンジスキームは同じようにとらえられるようになりました。
ねずみ講は別名無限連鎖講と呼ばれ、ねずみ算式に増幅し、永遠に上層部は利益をえることができる仕組みです。
一方ポンジスキームは、最終的に破綻することが目的で、まず破綻ありきなのです。
まったく違いますね。

SENERで稼いだ後、柴田千成はどうなった?

2018年11月14日、柴田千成氏は警視庁生活経済課に、金融商品取引法違反で逮捕されました。
柴田氏の逮捕の原因となったのは、被害総額83億円のうちの約半額42億円をだましとったSENERの販売に関して、無登録営業の疑いです。
法律よりも明らかに、犯罪者の方が上手であるといえます。

実際に、今回逮捕された柴田千成は、だまし計画にビットコインを使用しようと思ったのは、ビットコインの法が整備されていないからとはっきり答えているのです。
整備されずに、緩いままでいたビットコインが狙われたのでしょう。
早急な法の整備が行われない限り、詐欺師はのさばり続けるのです。

SENER、結局は黙される方が悪いのか


詐欺にあった人は大抵、「黙される方が悪い」、「情報を知らなすぎる」など、被害者にも過失があるように言われることが多いです。

SENERの被害者に対しても、やはり、黙される方が悪いという言葉は、ちらほら聞かれています。
そんな言葉を見たり、聞いたりすると、落ち込み自分が悪いから、だまされたのだと思ってしまいます。

本当にそうでしょうか?
確かに被害者にも、情報を知らなすぎる、人を信じすぎるという過失はあるでしょう。
しかし、やはり悪いのはだます方、だました人が絶対的に悪いのです。

今回のSENERの被害者には、退職金を全てつぎ込んでしまった、高齢者も含まれています。
「お金はもう戻ってこないだろう」と諦めてはいけません。
お金を取り戻せる方法があります。

仲間と力を合わせて、集団訴訟を起こしてはいかがでしょうか?
SENERの被害者には、同じ高齢者の他にも、いろいろな年代の人がいるでしょう。
集団訴訟であればお互いに助け合いながら、訴訟を起こし進めていくことができます。
皆で助け合うことが出来るのが、集団訴訟の最大のメリットです。

SENERで42億円! 柴田千成とは何者なのかまとめ

少し情報を知っていれば、だまされた人がもっと少なくなったことでしょう。
人は分からないことがあると、強く動揺します。
不安にもなり、心に余裕がなくなるため、だまされやすくなるのです。

投資を考えている人は、投資の世界に絶対儲かるはない、ということを肝に銘じておく必要があります。
投資を行う上で、自分が知らないことがある場合は、その投資はやめた方が良いでしょう。
どうしても投資を行いたいのであれば、事前にしっかりと下調べを行い、自分が分からないことがないようにすることが大事です。

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