マルチ商法の会員があだ名を使う3つの理由!事例とトラブルの対処法

マルチ商法の勧誘を受けたことがある人は、意外と多いものです。

この文章を読んでいるあなたも勧誘を受けた経験があるかもしれませんね。

勧誘の初期段階で断った人たちには知ることができないことですが、マルチ商法にかかわっている人たちのより深いところで垣間見える部分というものがあります。

これは、マルチ商法を採用している会社、商材、グループが違っても、共通して見られる特徴です。

その特徴とは何でしょうか?

会員同士は、お互いに本名ではなく「あだ名」や「ニックネーム」で呼び合うということです。

この記事では、マルチ商法の会員たちがあだ名で呼び合っている事例や、あだ名で呼び合う理由、あだ名で呼び合う以外のマルチ商法の特徴などについて説明していきます。

 1.マルチ商法をおこなう人達はあだ名で呼び合う?

実際、マルチ商法の会員たちはあだ名で呼び合っています。

やけに親しくあだ名で呼び合っている会員たちの様子に、勧誘された人たちは面食らうことが多いようです。

 1-1.お互いをあだ名で呼び合う会員たち

マルチ商法の勧誘活動では、たくさんの会合や集会があります。

露骨にマルチだなとわかるものとしては、キャッシュフローゲームやセミナーへの招待なのですが、それ以外の一般的にもありそうなイベントや社会人サークルでもマルチの勧誘が行われています。

「自分以外の登場人物がみんなマルチ」ということもあるので十分注意しましょう。

 1-1-1.<事例1>バーベキューで

大学の友人(女)に誘われてバーベキューにやってきたA(女)さん。自分と同年代だけでなく、社会人と見られる人も多くいて、年齢層が幅広い集まりに少し怖気づきます。

「あちゃぴー!久しぶりだねー。友達連れてきたんだ、よろしくね!」
「あ、けーぽんさん、お疲れです!これ、友達のAです。」
「なっつも来てたんだ~。うん、友達友達。あ、そっちもなっつの友達?よろしくぅ!」

Aさんは、友人に連れられてほかの参加者たちにあいさつ回りをさせられます。

バーベキューの参加者同士がほぼみんな顔見知りのようで、お互いにあだ名で呼び合う仲です。

しかも参加者全員の作ったようなテンションの高さも、初めて参加するAさんの目には異様な光景に映りました。

 1-1-2.<事例2>フットサルで

迷っていた男性に道案内をしてあげたことがきっかけで、その男性と仲良くなり社会人サークルに誘われたB(男)さん。

今日はそのサークルでフットサルの試合です。

「大佐にパス、パス!」
「だいちゃーん、こっちあいてるよ、ちょうだい!」

Bさんは中学高校ともサッカー部所属、大学でもフットサルサークルに入っていました。

このサークルの中にもサッカー経験者はいましたが、技術的にはBさんが頭ひとつ抜けているようです。

一人で4得点も挙げました。

「すげーBさん、まじベッカム!」

サークルに勧誘してきた男性が大活躍のBさんのことをそう称えると、周りの人たちもBさんのことをベッカム、ベッカムと呼ぶようになり、Bさんの呼び名はどうやら「ベッカム」で定着してしまいそうです。

「ホンダ」とか「カガワ」とか「クリスティアーノ・ロナウド」とか、ほかにもいろいろありそうなのに、なぜベッカム?とBさんは思いましたが、ベッカムと呼ばれて悪い気はしないので受け入れることにしました。

 2.マルチ商法で本名を明かさずあだ名で呼び合う理由は?

マルチ商法の会員同士でのあだ名の呼び合いはよく見受けられますが、その理由は何なのでしょう。

以下の3つの理由が考えられます。

 2-1.個人情報を明かさないようにするため

身内や知人・友人に対しては個人情報が知られていますが、そうでない相手を勧誘するときに自分の本名が知られていないことは、個人情報を守る上ではメリットとなります。

勧誘をするときにうっかり違法行為をしてしまっても、相手にあだ名しか知らせていなければうまく逃げ切れることでしょう。

実名を明かしてしまうと、それを元にして調べれば本人を特定できる可能性が飛躍的に高まります。

 2-2.自分のことを覚えてもらいやすくするため

勧誘のときでもそうですし、ほかの会員たちに対しても、自分のことを覚えてもらうには、あだ名があったほうがわかりやすいのは確かです。

「人脈が大切」というのは彼らの口ぐせなので、いかに自分のことを覚えてもらうかが一番の関心事です。

ほかの人とかぶらないようなインパクトのあるあだ名であれば、人脈を広げることにおいて有利に働くでしょう。

 2-3.親近感を高め仲間意識を持つようにするため

マルチ商法の会員集めは、チームを作って行うことが多いです。

チームのみんなで目標を設定し、励ましあい、勉強会やセミナーを開催してはモチベーションを高めあっています。

何度も顔を合わせ、お互いに愛称であるあだ名で呼び合うことで、会員同士の親近感を高めて仲間意識を強くし、脱落者が出ないよう支えあいます。

 3.あだ名で呼び合う以外のマルチ商法の特徴は?

マルチ商法とは関係ないサークルや集まりであっても、参加者同士が仲がよい場合やつきあいが長い場合には、お互いにあだ名で呼び合っていることもありますので、ほかにもマルチ商法であると推測される特徴を挙げておきます。

 3-1.すごい人に会わせようとする

パーティやセミナーなどで、勧誘者いわく「めったに会えないすごい人」というのに会わせようとしたら要注意です。

「すごい人」というのはそのマルチの中の上位ランクに位置し、実際に稼げている人たちのことです。

 3-2.キャッシュフローゲームに勧誘する

普通のサークルや、マルチ商法と関係のない集まりであれば、絶対にないと言い切れるのがこの「キャッシュフローゲーム」です。

普通の人が触れることはほとんどないボードゲームですが、マルチ商法の勧誘では頻繁に出てくるアイテムです。

 3-3.特定のワードが出てくる

「金持ち父さん貧乏父さん」
「キャッシュフロー・クワドラント」
「将来の夢は?」「現状に満足?」
「権利収入」と「労働収入」

以上のような言葉を投げかけてきたら、その人は99%マルチ商法にかかわっている人です。

 4.マルチ商法によるトラブルの対処法

マルチ商法の勧誘であることを察知したら、基本的にはそれ以上の関わりあいを持たないようにすることがトラブル回避のためには重要です。

しかし、こちらが関わらないようにしたとしても、相手からしつこく勧誘されてトラブルに発展することもあります。そのときはどうしたらよいでしょうか。

 4-1.<対処法1>会う約束をしない

会う回数が増えれば、だんだん断りにくくなっていき、あなた自身が洗脳される可能性も高くなっていきます。連絡は取るとしても会う約束をしないようにしましょう。

もし会うときは共通の友人と一緒に会うなどして1対1では会わないようにしてください。

 4-2.<対処法2>意を決して絶交する

あまりにしつこい場合は絶交してしまうのも手です。

マルチにのめり込んでしまっている相手に対して、反論を述べたり説教をしたりしてもあまり意味がありません。かえってあなたを説得することにますます熱意を持ってしまうかもしれません。

会うことだけでなく連絡すらも拒絶することが、お互いにとって最もわかりやすい意思表示だと思います。

 4-3.<対処法3>消費者保護センターなどに相談する

マルチ商法で会員になることの勧誘を断った後も、相手が再び勧誘をしてきた場合など、特定商取引法で禁じられている行為があれば行政機関に相談しましょう。

違法行為を指摘できるように法律の知識を身につけておくべきですが、法律のことは難しくてわからないという人も、マルチ商法に関してトラブルがあれば消費者保護センターなどに相談しておくのが吉です。

参考サイト:特定商取引法ガイド

 5.マルチ商法 あだ名・まとめ

マルチ商法で見られる特徴のひとつとして、「マルチの会員はあだ名を使用する」ということを紹介しました。

あだ名の使い方や使う場面に違和感があるので、「何か変だな」と思ったらマルチ商法かもしれないという警戒を怠らないようにしましょう。

あまり親しくない人と、特に理由もなく会わないようにしましょう。

バーベキューやサークルなどに誘われても安易に参加しないようにしましょう。

不自然にあだ名で呼び合うようなグループは、マルチ商法の会員で構成されている可能性が高いです。

そのような人たちとマルチの勧誘でトラブルになってしまったら、交流を拒絶し、場合によっては消費者庁や消費者保護センターに相談しましょう。

マルチ商法の被害にあわないためには、マルチ商法の手口や特徴をしっかり把握しておくことが大切ですね。

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