ブロックチェーンはプライバシー問題に課題がある?解決は可能か?

ブロックチェーンは今までになかった革新的な技術だと、各方面で称賛の声ばかりを聞きます。逆に、これだけの良い面がクローズアップされていますが、課題や問題点というものはないのでしょうか?

実は、ブロックチェーン技術において、プライバシーの面で課題があるとされているようです。

それはいったいどういったことなのかを、ご説明していきます。

1. ブロックチェーンの課題はプライバシーの保護?!

最高で革新的な技術と言われているブロックチェーンにおいても、メリットだけではなく弱点だと考えられている部分もあります。その一つとなるのが、プライバシー保護の問題でしょう。ブロックチェーン技術には、どのアドレスからどこへ、どのくらいの金額が送金されたのかを正確に記録することができます。これは、非常に大きなメリットでもあります。

しかし、そのアドレスを追跡し記録を見ることで、個人情報を特定できてしまうといったデメリットも存在するのです。これは、プライバシーを侵害される恐れもありますし、ブロックチェーンとしても解決していかなくてはいけない問題点ともいえるでしょう。元々は、ブロックチェーンに匿名性があるものだと考えられていましたが、こういった問題が浮き彫りになり、ブロックチェーンに対して抵抗した気持ちがある人も増えました。

2. ブロックチェーンの匿名性とその仕組み

基本的にビットコインの取引は、ブロックチェーンに記載されていれば全てが公開されることになります。これはどういうことかと言うと、ビットコインをあるアドレスからあるアドレスにどれだけ送金したのかということを、全て公開しているということですね。こういった仕組みであれば、匿名性もあったもんじゃないと考える人も多いかもしれません。これだけ見ると、ビットコインは危険なものだと思ってしまいますね。

しかし、取引記録を公開しているからといって、個人情報を公開しているわけではありません。ビットコインなどをやり取りする際のアドレスなどは、個人情報とは一切結びついていないということですね。ここが、銀行口座との大きな違いであり、ビットコインは匿名性が高いといえる大きな根拠となります。つまり、個人情報に関しては自分で公開しない限りは特定されないということですね。

ビットコインの取引に使えるアドレスというのは、一人で何個まででも持つことは可能です。ですので、一つのアドレスが不安だという方であれば、別のアドレスを持てば良いだけでしょうし、数回取引をするごとにアドレスを変更するなどの作業を行えば、個人情報をさらに守ることができるとも言えるのです。

3. ブロックチェーンの弱点は個人情報管理の脆弱性

ここまで読んでいると、本当にブロックチェーン技術は個人情報に関して安全なのか?と疑問に感じる方もいるでしょう。現時点で考えられるネットワークの中では安全性が高いのは言うまでもありません。しかし、こういった安全性だけがクローズアップされがちですが、いくつかの脆弱性があるのもまた事実です。実際には、ブロックチェーンのような分散型台帳に取引履歴やスマートコントラクトを割り当てることに肯定的な人は多いです。

しかし、効率が悪かったりハッキングなどの犯罪行為のリスクが高まるなどの見方をしている方もいるようです。使う人は、良い部分を見るだけはなく、しっかりとリスクの面とも向き合わなくてはいけないのかもしれません。つまり、ブロックチェーンを今後ビジネスで導入したり採用していくのにはまだまだ課題があるようで、改良しなければならない点も複数あるということでしょう。では、ブロックチェーンにおけるリスクを見ていきましょう。

3-1.51%攻撃

ブロックチェーンのセキュリティー面を考える上で、51%攻撃に関する面はリスクと言えるでしょう。悪意を持ったマイナーがブロックチェーンを支配することができるということですね。正直、こういったことをするメリットが考えられないという話もありますが、いつどこで何が起こるかわかりませんし、少しでもリスクがあるのであれば、改良してリスクをなくすことを考えてほしいものです。

3-2.秘密鍵

ユーザーは秘密鍵を作ることで、ブロックチェーンを使用できるのですが、これは自分自身で秘密鍵を作ることになります。この秘密鍵を万が一紛失してしまったユーザーは、データを復元することはできません。つまり、犯罪者がある人の秘密鍵を盗難してしまえば、そのユーザーはブロックチェーンに記録した全てのデータを紛失したことと、変わらないこととなってしまうのです。

3-3.プライバシー保護

実は、ブロックチェーンにおけるプライバシー保護に関しては綿密な対策が取られているわけではありません。それは、ブロックチェーンの中で動くであろうスマートコントラクトがセキュリティーの面で脆弱性が存在しているからです。バグなどの報告もあることから、脆弱性があるのは間違いないのでしょう。これは、犯罪にも結びついてしまう可能性もあるのでリスクとも言えるでしょう。

このように、ブロックチェーンに関してはまだまだ弱点もある技術になっています。しかし、考え方や使い方、今後の改良次第ではこういったプライバシー保護問題は解決が可能だということも言われています。

4. ブロックチェーンのプライバシー保護問題は解決可能?

ブロックチェーンにおいて、プライバシー保護の問題を解決するには、技術の改良を待つよりも自身でこういったセキュリティー面の問題を解決できる糸口を見つける方が効率が良いでしょう。では、どういったことを行えば、良いのかを見ていきます。

まずは、非常に面倒な作業とはなるのですが、毎回アドレスを変更することをおすすめします。現在では、面倒と感じる方のためにHDウォレットというものがあり、これは複数のアドレスを作ることができる技術です。これを利用することができれば、セキュリティー面では大きな安心感を得ることができますし、プライバシーの問題を解決できることでしょう。

他にも、TORという通信システムを使うことで、IPアドレスを誰かに知られることなくインターネットを利用することができます。何も考えずにインターネット利用していれば、誰かにIPアドレスを知られてしまい個人情報を特定されてしまう可能性もあります。ビットコインなどを取引していてもそうですね。ですので、取引などをする場合はTORを利用すると良いでしょう。

5. まとめ

良い面ばかりがクローズアップされ、多くの人に完全無敵の技術のように扱われているブロックチェーン、もちろん非常に革新的な技術であり、将来的にも多くのビジネスのシーンで活躍する技術であるのは間違いありません。しかし、同時にそれ相応なリスクを抱えているのも事実です。

多くの人が良いと言っているからといって安全性が高いと思い込むのではなく、しっかりとリスクの面も理解した上で、ブロックチェーンと向き合っていきたいものですね。ただ、今後こういった革新的な技術が台頭してくる時代が間近に迫っています。今から仕組みを理解してその時代を待つようにしましょう。

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