ブロックチェーン技術は人類の仕事を奪ってしまうのか?共存できる可能性は?

今までいろんな西暦〇〇年問題が登場しましたよね。

最初に直面したのが西暦2000年問題、1900年代に登場したPCのプログラムが99年までしか対応することができず、2000年の表記になった時に認識できなかったプログラムが誤作動を起こす可能性があるということでした。

2010年問題は、医薬品のメーカーの使用期限が切れるという部分的な問題。

2020年は日本の少子高齢化により、団塊ジュニア世代やバブル期入社世代のポストがなくなり人件費が高騰する恐れがあるという日本限定の問題。

しかし、どの問題に関しても恐れているようなリスクに直面する前に回避できましたよね。それでは、次に来る大きな問題2045年問題はどうでしょうか?

これは、人類が経験する初めての脅威と言われるほど大きなリスクです。AIの進化により、人類よりも優れたAIが登場して人類を支配してしまうのではないかと言われている、今まではSFの世界でしかありえなかったリスクです。

まだまだ、20年以上もあるから関係ないとは言ってられません。2045年問題を迎える前段階として、進化したAI技術そしてブロックチェーンのような新技術により、段階的に現在の仕事が人からシステムに移行、仕事が奪われるというリスクが現実になりつつあります。

今までは、システムに任せることができる仕事は、単調作業だけであって、創造性のある仕事は人間しかできないと思われていましたが、AIとブロックチェーンの技術の進化により、そんなことも言えなくなってしまったようです。

いったい、この先ブロックチェーンの進化によってどんな仕事が人類から奪われるリスクが生じるのでしょうか?

1. ブロックチェーン技術の登場で注目の仕事と無くなる仕事

機械に人間の仕事が奪われるというのは、第一次産業革命からいつの時代でも問題になっていました。効率的な仕事を求める場合は、人間の力よりも機械の力が優れています。正確性とコストダウンの二つが同時に達成されるため、単純作業の工員などの仕事がOAにより奪われてきました。

しかし、もはや奪われる仕事というのは、単純作業のものだけではなくなってしまうのです。

・金融機関

銀行の仕事が奪われてしまうというのは、仮想通貨の登場から容易に推測できるものの一つでしょう。銀行の仕事のメインは貸付と預金。そして送金になります。

まず、仮想通貨が一般的になれば、銀行を介しての送金というものは必要なくなるので、送金の仕事はなくなります。

ブロックチェーンの承認システムにより、個人間でも容易に信頼ある送金が可能になってしまいますからね。そして預金に関しても同じく、現在銀行にお金を預けているのは何故か?

バブルの時代ならば銀行の金利も高かったので、利回りで運用するために銀行預金を利用する人も多かったでしょう。

しかし、現在の低金利時代では、利回りを目的に預金する人はほとんどいません。安全だからということでお金を預けているという人がほとんどですね。

その安全性をブロックチェーンの技術で担保できるので、もう銀行に預金するという意味はなくなってしまいます。そして送金業務に関しては仮想通貨で個人間送金が安全に行えるこということで大きな業務の二つがなくなってしまうでしょう。

銀行に残る業務は、貸付業務のみとなってしまい、大幅な人員削減が予想されます。

・ブルーカラー

いつの時代でも産業革命により、削減されてきたブルーカラー労働者は、この第四次産業革命でも、大きな影響を受けてしまうことになりそうです。

今までは、人力で行われていた作業を機械で行うことにより、正確性と効率性を高めるものでしたが、ブロックチェーンの技術により、現在のドイツではインダストリー4.0という政策が進められていいます。

これはブロックチェーンの技術により、今まではバラバラに運営されていた工場の業務が仮想空間で一つの工場と同様に全てのラインが形成されていくというシステム。この技術が進化してしまうと、大きな工場がどんなに存在しても、管理する人間は数人ですんでしまうというものです。AIの進化により、管理する人間自体の必要もなくなるかもしれません。

・弁護士、会計士

会計士の場合は、会社や個人の収益データを参照して書類を作成したり、節税のシステムを提案する仕事になりますが、ブロックチェーンのスマートコントラクトシステムによりデータの活用から、書類の作成まで全てシステムで自動で行うことが可能になります。

弁護士の場合は、現在のブロックチェーンシステムでは刑事事件の担当をするのは難しいですが、民事の書類作成などは全て任せることが可能になるでしょう。弁護士の収入は刑事事件の収入よりも、民事の収入の方が大きいので、これは大きな打撃となることでしょう。

実際、法律や過去の事件のデータを照らし合わせて、判決を出すということに関しては、人間よりもシステムの方が正確で余計な意見、邪推なども入ることがありません。そう考えるとAIの進化により、裁判官そのものもいらなくなってしまうことになりますね。

・不動産仲介

不動産仲介業というのも、大きなデータを活用して顧客に不動産物件を紹介するという作業です。

現在は大量の紙資料を活用して業務を行っていますが、このデータにブロックチェーン技術を載せることにより、顧客と大家さんが直接つながるシステムを作成することができます。不動産ごとに、物件を所有しているのではなく、全ての物件データの中から希望物件を選ぶことができるので、確実に仲介という仕事はなくなるでしょう。

・ブロックチェーンで注目を浴びる仕事

せっかく技術が進歩して、産業界に大きな利益をもたらす状態になるというのに、それが私たちの仕事を奪ってしまうというまさに諸刃の剣の状態。

しかし技術革新によって仕事が奪われるだけではなく、注目されていく仕事もあります。

ブロックチェーンの技術を利用しているので、当然その技術を使いこなす人達、ブロックチェーンのエンジニアという仕事がこれからさらに注目されていくことになるでしょう。

数年前までは存在しなかった新しいエンジニアなので、まだ人材も少ないということも言われていますしこれからさらに需要が高まる可能性は大です。

2. ブロックチェーンエンジニアとは?

ブロックチェーンエンジニアというのは、ブロックチェーンを利用した企業でシステムを確立すること、そして運用中のシステムを保守監視する仕事を行うことが仕事です。

まだ、ブロックチェーンエンジニアという言葉は一般的ではありませんが、急速にブロックチェーン技術が注目されている中、需要が高まっているということですが、どのような人がブロックチェーンのエンジニアになれるのでしょうか?

2-1. 仕事内容

各社の求人内容を参考にすると、現在ブロックチェーンエンジニアとして単体で保守、運用を任されるというよりも、システムの開発も兼ねての募集というものが多いようです。エンジニアとプログラミングの知識は相当必要になりそうですね。

コンサルタント開発という内容でも募集されているものも多いので、営業力もある程度必要になるかもしれません。

現在の状況では、一般的なSEの延長線上にブロックチェーン技術に関しても対応できる人物という人を募集しているところが多いですが、今後、ブロックチェーンの技術が浸透していくと、純粋にブロックチェーンのみのエンジニアの需要が高まることは予想されます。

2-2. 年収

圧倒的に人手不足と言われているブロックチェーンエンジニアですが、各社の募集要項を参考にすると、年収面ではかなり幅があります。

400万~1800万という収入の差がありますので、ブロックチェーンの開発や他のシステム開発も含めての金額になると高額になるといった感じでしょうか。

2-3. 求人募集状況・就職先

どんな企業がブロックチェーンエンジニアを必要とし、募集しているのか募集しているところを数社あげてみたいと思います。

株式会社BitFlyer

 

勤務内容 ・自社サービス開発

・仮想通貨取引所・販売所の各種システムのサーバーサイド開発、Web API開発等

応募必須条件 ・C#、ASP.NETでの開発経験を持っている。

・とにかくプログラミングが好き。

・上流工程だけでなく、自分で手を動かしたいと思っている。

・新しい技術やトレンドを積極的にキャッチできる。

・周囲としっかりコミュニケーションしながら開発したいと思っている

年収 400〜1,000万円

 

ビットバンク

 

勤務内容 ・同社で運用しているWEBサービスの開発

・主にWEBフロントエンド分野の開発

・TypeScriptを中心としてクライアントサイドの開発

応募必須条件 ・HTML/CSS/JavaScriptのコーディングスキル

・ES2015+の知識・開発経験

・JSフレームワークを使用したSPAの開発スキル

・仮想通貨に関しての興味、関心

年収 600〜900万円

GMOインターネット株式会社

 

勤務内容 ・仮想通貨エコノミー全般に渡って、事業に関わる開発を行う。

・ネットワークサーバー/クライアント、WEBシステムに渡って技術範囲を限定せず取り組む。

応募必須条件 ・ビットコインをはじめとする仮想通貨の知識

・ビジネスを理解して、要件に合わせた的確なシステムデザインができる能力

年収 500〜800万円

3. ブロックチェーンエンジニアの将来性

募集要項を見ると、やはり仮想通貨関連の企業が多いようですが、この先にブロックチェーンの技術は、仮想通貨だけに限定されるものではなく様々な企業に採用されていくと予測されています。

現にドイツでインダストリー4.0を国の政策として振興しているように、全世界で大きな波となって産業界に波及していくことでしょう。

既に、エンジニア不足と言われている現在、さらにブロックチェーンの知識を持った人物を確保することは企業にとっても、自社の未来を左右する重要なファクターになると思われます。今、一番将来性があるエンジニアと言っても過言ではないでしょう。

4. ブロックチェーンエンジニアになる方法

現在募集されているのが、システム開発の延長線上にブロックチェーンシステムを搭載できるエンジニアといった形ですから、ブロックチェーンの知識だけではなく、C言語やJAVAそしてWeBアプリの開発プログラムの知識が必要となるでしょう。

そうなると、基本からプログラムを学ぶという必要があります。

しかし、今後はブロックチェーンの技術だけを欲する企業も多く登場すると思われますので、将来を見据えて勉強するならば、ブロックチェーンのシステムを学べるところで勉強するのがいいでしょう。

オンラインスクールのテックアカデミーではブロックチェーンコースという授業内容を設けており、ブロックチェーンエンジニアの育成に力を入れているようです。興味があったら、テックアカデミーのサイトを訪問してみてください。

5. まとめ

第四次産業革命は、人類の仕事を奪ってしまうものなのか、それとも共存できるものなのか未だにわかりません。

しかし、消えていく仕事がある一方、注目を浴びる仕事、将来性のある仕事というものが新しく誕生します。

自分を守るためには、世界の流れを理解して将来的に伸びる分野を学んでいくというのが一番大事なことだと思います。ブロックチェーンエンジニアはまさに、伸びる分野の急先鋒なのではないでしょうか?

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